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IEC62233

IEC62233 (人の曝露に関する家庭用及び類似する電気機器の電磁界の測定方法)

IEC62233-人の曝露に関する家庭用及び類似する電気機器の電磁界の測定方法-は、家電製品の電磁界の測定方法と、ICNIRPやIEEEなど曝露制限値への適合判定の標準化を目的として、国際電気標準会議IECが2005年に発行した国際規格です。

この規格は、2003年5月にヨーロッパで発行されたEN50366が基になっています。EN50366は、IECとの整合化を図るため、 2008年にEN62233に置き換えられました。IECとの違いは、EN62233が曝露制限値にICNIRPガイドライン(1999/519/EC)のみを採用しているところで、EU加盟国内での取引を行うためのCEマーク取得の必要条件の1つとなっています。

曝露制限値として与えられるICNIRPやIEEEのガイドラインは、周波数によって値が異なることが一般的です。そのため、標準の測定方法とされる「タイムドメイン評価」は、磁界を検知するセンサの信号に対して重みづけを行って、10Hzから400kHzの磁界を制限値に対する割合として測定する手法をとっています。このタイムドメイン評価を用いることにより、複数の周波数成分を持つような場合にも正確かつ簡単に、測定および曝露評価を行うことができるのです。

Narda S.T.S.社は、人体防護を目的とした電界、磁界、電磁界測定機器を開発、製造してきた、世界的なリーダーです。Narda S.T.S.社製「磁界曝露レベルテスタELT-400型」は、IEC62233 の標準測定法「タイムドメイン評価」を完全に実現する低周波磁界測定器です。日本はもとより世界中の家庭用電気機器メーカーの多くが、ELT-400型をIEC/EN62233適合試験に活用されています。

Narda S.T.S.社は、この規格以前から、STD(Shaped Time Domain)という独自技術(特許取得済)でタイムドメイン評価を実現させており(EFA-300型、ELT-400型に搭載)、人の曝露に関する電磁界測定で世界をリードし続けています。


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