SunSCAN 3D
簡単・スピーディなセットアップと精度・ユーザビリティを追求した円筒形の放射線治療用3D水ファントム
一貫した検出器走査方向を可能にする円筒形デザインと、ユーザーの経験レベルを問わず再現性のあるセットアップが可能なAutoSetupを導入した1230型 3D SCANNER。
その独自のコンセプトを継承しつつ、SRSにも通用する位置精度やユーザビリティを追求し、コミッショニングやビームスキャン測定における信頼性・効率性の向上を求めて、SunSCAN 3Dが登場しました。
- 機能・特長
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機能・特長
SunSCAN 3Dの特長
シングルセットアップ
●スキャン範囲65cm※の円筒形デザインのタンクを採用していますので、
SSD100cm、深さ40cmでの40cm×40cm照射野のスキャンも、直方体の
タンクのようなタンクシフトをせずに、1回のセットアップで行えます。
※オフセット検出器ホルダー使用時
SRSやSBRTへも対応するスキャン精度
●
高精度測定が求められる定位放射線治療に対応するスキャン精度・効率性・
再現性を実現。
●円筒形デザインの採用によりスキャン軸に関わらず、検出器走査方向に一貫性を
持たせ、常に検出器の短軸でビームエッジを測定できますので、ステム効果・
ケーブル効果・水の動きの影響などを抑制し、シャープな半影領域が得られます。
●低信号収集時におけるSNR(Signal to Noise Ratio)を従来機3D SCANNERと
比較して2倍に改善しました。
●メディアンフィルターの採用により、滑らかなスキャンデータを得られます。
AutoSetup
●セットアップの自動化を進化させましたので、従来機3D SCANNERと
比較して約1/3の時間で、タンクの水平および中心位置合わせ・検出器の
水面に対する位置合わせなどのセットアップが完了します。
・AutoSetup所要時間:約7分
・水平調整精度 :<0.02°
・中心位置合わせ精度:<0.1mm
SunDOSE
ユーザビリティを追求した直感的で簡単な操作ができるソフトウェア
●
SunDOSEソフトウェアを使用することで、タンクのセットアップから
スキャンデータの取得
保存、比較などを簡単に行うことができます。
●
直感的なインターフェースを採用し、クリック回数を削減したことで、
コミッショニングを簡単かつスピーディに行うことができます。
またメニュー構成を新しく設計しましたので、タスク間の移動も簡単に
行えます。
●
AutoSetupでは環境設定からモーターのホームポジション決め、
使用する検出器の入力、水面検知とタンク水平調整、センター合わせ
といったビーム測定実施までのセットアップをSunDOSEが一連の手順で
ガイドします。
SunSCAN 3D アクセサリ
Mini-Lift Table(MLT)
●
キャスターを移動・測定位置と保管位置の2つの位置に調節できます。
移動・測定位置:LINACのカウチリングをまたぐことができますので、
測定時に安定性が得られます。
また、移動時もドアを通れる幅に設計しています。
保 管 位 置:脚部を折りたたんで省スペースでの保管が可能です。
SunSCAN リザーバー
●
再設計により、従来機3D SCANNERの3Dリザーバーと比較して、
専有面積を約半分に改善しましたので、タンクと併せてコンパクトに
収納することが可能です。
●自閉式ホースの採用により、水だれを防止します。
●
常時接続でタンクとリザーバーのどちらの操作にも使用可能な
デジタルペンダントを搭載しています。
リファレンスイオンチャンバー
EDGE Detector
●
照射野サイズ5mm~10cm×10cmまで対応し、SRSやIMRTビームモデリング、
TPSコミッショニングに使用できる防水型半導体検出器です。
・実効検出エリア:0.8mm×0.8mm
・半 導 体 配 置:上面より0.3mm、先端より4.72mm
側面より2.7mm(上面に十字線あり)
・水 等 価 深:0.5mm
・ハウジング壁厚:0.13mm/真鍮製
・サ イ ズ:3.8mm×5.5mm×38mm
・公 称 感 度:32.0nC/Gy
SunSCAN TPR
●
TPRの実測を行うためのアクセサリーです。
特別な工具も必要なく5分以内で簡単に取り付けが可能。