モニタ線量計校正用水ファントム
日々の放射線治療の品質管理に
放射線治療の現場においては,日々の品質管理が重要です。東洋メディックでは,『外部放射線治療における水吸収線量の標準計測法(標準計測法12)』に準拠した吸収線量測定/絶対線量測定,モニタ線量計校正にお使いいただける,校正用水ファントムを複数ご用意しています。水等価ファントムとの比較が容易なスタンダードタイプ,水位の微調整が不要な側方照射タイプともに,施設の測定ニーズに即した製品をお選びいただけます。
- 機能・特長
- メーカー情報
- 関連製品
機能・特長
主な機能と特長
・X線,電子線を水中で測定可能
・X線では,校正深10cm,TPR20,10の測定可能
・測定深が自由に変更可能
スタンダードタイプ
WP1D型や501-300型はスタンダードタイプで,ガントリ角度0°で測定を行います。
WP1D型 水ファントム
・防浸鞘を使用せず,直接チェンバを水中に沈めて測定
・チェンバは可動範囲内において任意の位置設定ができ,自動駆動タイプでは操作室から遠隔操作で位置設定が可能
・0.1mmピッチの可動位置表示で,精密な測定が可能
<機構>
●チェンバ駆動距離:250mm
●チェンバ駆動方法:
手動駆動タイプ:クランクによりチェンバを上下移動
自動駆動タイプ:スマートコントローラによりチェンバを上下移動
<使用チェンバ>
●防水Farmer形チェンバ
●防水平行平板形チェンバ
●防水マイクロチェンバ
501-300型 水ファントム
●ファントム内に防浸鞘を有しており,非防水タイプのFarmer形チェンバが使用可能
●チェンバ位置は固定されており,水位の調整により深さを決定
●Farmer形チェンバの2つの中心に対応
●平行平板形チェンバホルダ(オプション)
●様々なチェンバ形状に合わせたラインナップ
・501-300F/P:PTW社Farmer形チェンバ用
・501-300F/W:IBA Dosimetry社Farmer形チェンバ用
・501-300F/O:応用技研社Farmer形チェンバ用
<使用チェンバ>
●非防水/防水Farmer形チェンバ
●防水平行平板形チェンバ
側方照射タイプ
WP34型や510-350型は側方照射タイプで,ガントリ角度90°または270°で測定を行います。水位の調整が必要で,日々の測定を簡便にします。
WP34型 水ファントム
●チェンバは可動範囲内において任意の位置設定可能
●位置設定は,入射面に対しビーム軸を直交させることにより決定
<機構>
●チェンバ移動:クランクによりチェンバを水平方向に深さ調整
●入射面調整:底面4本の微調整アジャスターで調整
●測定レンジ:
・Farmer形チェンバ:18~250mm
・平行平板形チェンバ:8(または12)~250mm
<使用チェンバ>
●防水Farmer形チェンバ
●防水平行平板形チェンバ
●防水マイクロチェンバ
500-350型 水ファントム
●チェンバは,デジタルスケールで,可動範囲内の任意の深さに設定が可能
●位置設定は,入射面に対しビーム軸を直交させることにより決定
●チェンバホルダ2本を設置することが可能(ホルダが2本必要)
<機構>
●チェンバ移動:クランクによりチェンバを水平方向に深さ調整
●入射面調整:底面3本の微調整アジャスターで調整
●測定レンジ:
・Farmer形チェンバ:9~300mm
・平行平板形チェンバ:0~300mm
<使用チェンバ>
●非防水/防水Farmer形チェンバ
●防水平行平板形チェンバ