RAMTEC Duo リファレンス線量計
線量計の理想へ。
これまで,求められるニーズに対応する精度や機能そして操作性を極め,皆様の期待にお応えしてきたRAMTECシリーズ。この基本理念を継承した第四世代機,RAMTEC Duoリファレンス線量計をお届けします。独立したアンプを2台搭載したRAMTEC Duoは,2Ch同時測定を実現。RAMTEC Duo 1台で,高エネルギー放射線の水吸収線量計測において,外部モニタ電離箱を用いながらのフィールド電離箱の相互校正に対応することができます。また,精度・機能はそのままに,1Ch仕様のRAMTEC Soloもご用意しています。RAMTEC Link Duoソフトウェア,Tempressure温度気圧計(オプション)など,拡張性や機能が充実したRAMTEC Duo/Soloはリファレンス線量計として,医療放射線の被ばく管理,工業用X線装置の品質管理,原子力施設の安全管理など,多彩なニーズにお応えします。
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機能・特長
操作ボタン
RAMTEC Duoでは,繰り返し作業の多い線量測定において,その操作性を考慮し使用頻度の高いボタンを前面パネルに配置。Start/Stopボタン周囲にはLEDを配置し,線量計のステータスをカラーによって表示します。
タッチパネル
測定に必要な各種設定はタッチパネル表示部より行います。ストレスの少ない日本語表記やアイコン表示を採用することで,直感的な操作を可能にしました。
シンプルデザイン
大型のTFT液晶タッチパネルの採用と同時に,アンプや基板の設計を工夫することで,モニタの視認性確保と省スペース化を実現しました。表示部は角度調整機構採用により,設置場所に依存しない視認性を確保しています。
2Ch測定モード
RAMTEC Duoの最大の特徴である2Ch測定モードでは,2Ch同時測定時の測定値の同時表示はもとより,積算/率,印加電圧,測定レンジ,測定単位など,設定条件の視認性,パネル操作性を考慮したインタフェースを実現しました。
自動計測モード
自動計測モードの搭載により,放射線照射開始時および,停止時の線量計のOn/Offの動作を自動で行うことができます。これにより,測定時の線量計の操作を簡素化します。自動計測モードでは,閾値,遡及,遅延時間を任意の値に設定することが可能です。
チェンバ登録/各種係数登録機能
常時ご使用になるチェンバーの各種データ登録が可能です。データテーブルから選択するだけで,印加電圧,校正定数,各種補正係数を自動的に引き出すことが可能です。
●チェンバー登録本数:各チャネルとも最大20本まで
●測定条件登録:チェンバー1本につき10種類まで
チェンバー登録にて登録したチェンバーを選択するだけで,登録された印加電圧を自動設定することができます。もちろん設定以外の任意の印加電圧に変更することも可能です。印加電圧は0V,±20V~±1000V(±20V以上は1Vステップ)で設定できます。
RAMTEC Link Duoソフトウェア
RAMTEC Link Duoソフトウェアは,Microsoft Excelアドインソフトウェアで,RAMTEC Duo/Solo,Tempressure(オプション)で測定したデータを直接Excelシートに転送することができます。データを転送するだけではなく,機能性も重視し,測定中に必要な線量計の操作のほとんどをExcel画面の「RAMTEC Link Duo」リボンから行うことができます。また,お客様ごとに作成されたデータ入力フォームに沿ってデータを転送することにより,細かな数値を手入力する作業を軽減すると同時にヒューマンエラーを防ぎ,測定の安全性・効率性の両面からサポートします。
Tempressure温度気圧計(オプション)
Tempressureは内蔵センサにより気圧を,外部専用センサを接続することで温度を測定可能なオプションの温度気圧計で,測定結果は青色LEDにより気圧・温度を同時表示します。単体使用だけでなく,RAMTEC Link Duoソフトウェアとの連携により,任意のセルに任意のタイミングで測定データを転送可能。また同ソフトウェアを介して,RAMTEC Duo/Solo本体への温度気圧データの転送も可能です。